会計士の転職事例 特別インタビュー:あらた監査法人 佐藤政人さん|会計プロ.net

TOP > 会計士転職事例 > 特別インタビュー:あらた監査法人 佐藤政人さん

会計士転職事例


会計士転職事例 特別インタビュー

佐藤 政人さん あらた監査法人 財務報告アドバイザリー部 シニアマネージャー

転職動機の原点を見つめ、ギャップを乗り切る
転職して社風や文化の違いを感じましたか。
 私の以前勤めていた非鉄金属メーカーでは、あまり転職する人がいません。転職して出て行く人も少なく、転職して入ってくる人も少ない環境でした。このため、比較的同じタイプの人がそろっていたように思います。監査法人に移ってみると、みなさん個性的で最初は驚きました。ギャップを感じたか、といわれればそれは否定できません。しかし、転職すれば、社風や文化の違いがあるのは、むしろ当たり前です。だから、自分が何を求めて転職するのか、という原点が大切になってくるでしょうね。

 私の場合は、自分の仕事がダイレクトに評価されて、それが売上や利益につながる仕事がしたい、という強い気持ちがあったので、それが満たされているいまの環境に満足できるのだと思います。社風や文化の違いに戸惑ったり、業務のノウハウや知識が不足したりしていても、徐々に慣れたり、学んだりすることで解決されるのではないでしょうか。最も大切なのは、なんのために転職するのか、ということです。転職を考える人は、まず自分と向き合って、そのことをしっかり考える必要があるでしょう。

自分で限界を設けず、挑戦を続けよう
転職を考える人にアドバイスをお願いします。
 論語に「今、汝(なんじ)は画(かぎ)れり」という言葉があります。「私は力が足りないので、先生にはついていけません」と訴える弟子に対して、孔子が「いまお前は自分で自分に見切りをつけている」と答えたのです。自分の能力を枠にはめてしまって、できない理由の言い訳をする人間は成長しませんよ、という教えでしょう。自分自身で限界を定めず、ぜひ新しいことに挑戦していっていただきたい。自分自身で成長を見限ってしまったら、本当に成長は止まってしまいます。

 とはいえビジネスの現場では、自分がいくら頑張ったところで、クライアントの求めるレベルに到達しないこともあります。とくに転職者は、経験不足からこうした問題に直面することがよくあります。個人的な成長については長期的視野で構いませんが、目の前のお客様に納得していただく必要があるという場面がでてくる。その時はチームの力を使うことが大切です。私自身も自分の足りない部分はチームのメンバーにサポートしてもらっています。経験不足の点はそれを補うための努力が必要で、そこは論語の教えにあるように限界を自ら設定することなく地道に頑張る必要がありますが、目の前のお客様に満足いただくためには、チームの力をうまく活用することもまた大切だと思っています。


―――本日はありがとうございました。
プロフィール
佐藤 政人  Sato Masahito
  • あらた監査法人
  • 財務報告アドバイザリー部 シニアマネジャー
  • 米国公認会計士(メイン州)/公認内部監査人(CIA )

  • 1964年福島県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。非鉄金属メーカーに勤務し、マレーシア、シンガポール、米国に駐在、経理・経営企画畑で活躍。米国駐在時にUSCPA 資格(メイン州)取得。中央青山監査法人を経て、2007年から現職。住まいのある鎌倉の海、山、古寺などを巡り歩くのが楽しみ。歴史小説もよく読んでいる。