会計士の転職事例 特別インタビュー:あらた監査法人 佐藤政人さん|会計プロ.net

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会計士転職事例


会計士転職事例 特別インタビュー

佐藤 政人さん あらた監査法人 財務報告アドバイザリー部 シニアマネージャー

仕事の成果が自分の評価にダイレクトに返ってくる仕事がしたいと思ったことが転職のきっかけです (あらた監査法人 佐藤正人氏)
事業会社から監査法人へ転職した佐藤政人さん。仕事の評価が自身へダイレクトに返ってくる環境を求めての決断でした。
決断の背景となった佐藤さんの考え方や、監査法人での仕事の魅力について、幅広くお話を伺いました。
転職を成功に導く心構えについても、体験に基づく説得力に富んだアドバイスをいただいています。
海外勤務経験を活かし、米国公認会計士資格を取得
事業会社ではどんな仕事をなさっていたのですか?
 非鉄金属メーカーに新卒で入社しました。海外で働いてみたいという思いがあり、資源を求めて海外でプロジェクトを動かす非鉄金属のメーカーに魅力を感じたわけです。長期的な視点に立って人材を育成するタイプの会社で、最初は事業所の現金出納を担当しました。その後、原価計算、事業部の予決算管理などを経て、さまざまなプロジェクトに参加するようになりました。マレーシアで5年、シンガポールで2年、米国で3年の海外駐在を経験しています。一貫して経理・経営企画畑を歩みました。

 米国駐在の1年目の時に、海外勤務を経験した証の一つとして、米国公認会計士(USCPA)の資格取得にチャレンジしてみようと思いました。その時はまだ転職を視野に入れていたわけではありません。米国の会計士資格は州ごとに制度が多少異なっているので、私の取得単位で試験を受けることのできるメイン州の資格に挑戦することにしました。仕事の後に2、3時間、米国の受験勉強用キットで学びました。日本でいえば「いい国作ろう鎌倉幕府」のような暗記用のゴロ合わせもあって、楽しく勉強できました。米国には計3年滞在したのですが、転職が頭の隅に浮かんだ頃に、帰国の辞令を受けました。
成果がダイレクトに反映される仕事を求めて
なぜ監査法人への転職を決めたのですか。
 私が勤めていた非鉄金属メーカーは、個人の仕事の成果がダイレクトに反映される環境ではありませんでした。販売される製品は、製造・営業部門さらには技術・総務・経理等の間接部門の総合力の結晶です。それは良い、悪いということではなく、業種の特色なのだと思います。私の場合はそこに物足りなさを感じたのが、転職の直接の動機となりました。自分の仕事に対してダイレクトに反応が返ってくる環境に身を置きたくなったのです。

 日本企業の場合、海外勤務になると、とたんに部下を持つことがあります。私も最初の駐在はマレーシアでしたが、国内では平社員だったのに、いきなり30人の部下を持つことになりました。当時はまだマネジメントの経験がなかったので能力的には厳しい面もありましたが、いろいろな判断を自分で下すことができ、面白いと感じました。ところが、帰国すると、またもとのヒエラルキーに組み込まれて、限られた範囲の仕事を担当することになります。長く海外にいたせいか、帰国した時にそこに物足りなさを感じたことも転職を希望した背景にありました。

 転職にあたっては、経理・経営企画畑を歩んできたこともあり、コンサルティングの仕事を希望しました。当時の年齢は40歳でしたから、書類選考を通らないこともたびたびあったのですが、たまたま中央青山監査法人(当時)がメーカー出身者を求めていて、お互いのニーズが合ったのは幸運でした。最初から監査法人への転職を考えていたというより、やりたい仕事がたまたま監査法人にあった、ということです。
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