初志貫徹
2008年11月19日
6~7年前、ジムでとあるプロレスラーと仲良くなった。
彼は弱小インディー団体の映像・音響担当兼練習生だった。
当時大学6年生で、夢はあるけど今何をすべきか分からない感じだった。
なぜプロレスラーになったのかを聞いた時、彼の返事は「流れでこうなっただけで…」。
弱小インディー団体では、選手といえども何でもやらなければならない。
団体の雑用、練習、映像・画像の編集、とにかく仕事に忙殺されていた。
そのうち入学から8年たち卒業できないまま大学を去ることに。
名門高校・名門大学に進学した彼にとって、有名企業に入った同級生の活躍話を聞くのは辛かったと思う。
でも彼のキャラを世の中が放って置くわけがない。
数年後、彼は徐々に頭角を現し始めた。
従来のプロレスとは一線を画す興業をプロデュースしたり、いろんなメディアに進出し始めた。
今では、地上波のバラエティー番組に普通に見かけるようになったし、人気雑誌の連載まで始めている。
ややもすると流されそうになる環境だったに、よく目標を見失わず頑張ったと思う。
初めて会った頃の彼の言った言葉を思い出す。
「僕、映画監督になりたいんですよ」。
日本の巨匠になる日もそう遠くないかもしれない。







