各界で活躍する公認会計士 田中 達人さん

各界で活躍する公認会計士 公認会計士というハイスキルな資格と経験を活かし現在様々な業界で活躍している皆様の諸先輩方に会計士としての経験の活かし方、キャリアの広げ方ど興味深いお話を伺いました

今回のゲスト あらた監査法人ディレクター 田中達人さん

田中達人さんは自ら希望して海外勤務を選択、ベトナム、タイ、中国の各法人で外国人スタッフとの共同作業に手腕を発揮しました。 また、大手通信会社に転職して、監査法人に対するクライアント側からの視点も養いました。現在は再び監査法人に所属し、内部統制に関するアドバイザリー業務を手がけ、 コンサルティングのプロフェッショナルとして活躍中です。多彩なキャリアの各ステージで、田中さんは何を考え、何を得てきたのでしょうか。

縁もゆかりもないベトナムへ飛び出す

海外勤務を希望されたきっかけと、現地での仕事の感想を教えてください。

青山監査法人(当時)に入所し、会計監査のスタッフ、シニアとして各3年ずつ経験して、そろそろ次のステップを踏み出したいと考えたことが、海外赴任のきっかけです。青山監査法人はプライスウォーターハウスクーパース(PwC) のメンバーファームで、海外法人との人材交流も盛んでした。ちょうどそのころ、ベトナム・ホーチミンの法人で日本人を募集していることを知り決断しました。それまでベトナムには縁もゆかりもなく、ホーチミンに行くことになったのは、まったくの偶然ですね。

上司は英国人で、ほかにオーストラリアや南アフリカなど、世界各国から会計士が集まっていましたね。事務所内の公用語は英語です。日本でも外資系企業の監査を担当していたので、ある程度、英語になじみはあったのですが、語学については英国人の上司に鍛えられたといえます。総勢100 人程度の事務所でしたが、日本人のアシスタントの女性1人を除いて、全員外国人でしたので、彼女以外とのコミュニケーションはすべて英語でした。

私はベトナムに進出している日系企業約100 社を担当しました。会計監査はもちろんですが、ほかに税務相談などクライアントの要望に応じてさまざまなサービスを提供していました。仕事はベトナム人スタッフの協力を得て遂行するわけですが、南国気質で納期に対する意識が日本とは異なります。でもクライアントは日系企業なので、長くお待たせするわけにもいきません。なぜこの仕事を早く仕上げる必要があるのか、根気よく説明することを心がけました。

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